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このままでは精神衛生上宜しくないと、無い知恵を絞って打開策を検討してみました。 などと、改修すべき点をリスト・アップし、まずは実行してみました。 |
Kaizen ? | |
出力段SG抵抗はメタルクラッド抵抗とし、放熱板を付け、 流石にこれは効果が高いような気もしますが、一番のネックは | |
出力段SGへは、12Vのツェナーダイオードを5本直列にし、 他にもこの部分には、SG電圧を安定させるのと、電源Off時の放電を兼ねたと思われるブリーダー抵抗がありましたが、この放電用の抵抗は別途取付けないと、電源Off時に電流が逆流し、トランジスタを破壊するとのことです。 | |
右側の赤い酸金抵抗が、トランジスタのベース電流を安定させるべく、新たに取付けたブリーダー抵抗です。 | |
出力段プレートより出力トランスを経てB電源部へ至る信号電流を、最短距離にて出力段カソードへ戻すATOM君200μFですが、これってやっぱりカップリング・コンデンサ?と思い始めたらもう、フィルム・コンをパラれずには居れなくなりました。 | |
宇多様の回路図
にあるように、出力段コントロール・グリッドには 330Ωの抵抗を入れました。マイナス給電アンプを「ぶぃぶぃ」云わしめた漢には当然の選択です。備えあれば憂いなしです。 出力段プレートには15Ωも、と思いましたが、こちらはUTiCd様の 回路図を参考にフェライト・ビーズを入れてみよう、と用意はしましたが、18AWGのケーブルにFB-801は嵌りません。偶々余っていたPC用のノイズ・フィルタを使ってみました。が、聴感上の変化は感じません。これは電源のフィルタの為、効果が表れるのは数メガヘルツ以上ってことなのでしょう、多分。 小川様の回路図では、出力段SGにフェライト・ビーズを入れ発振対策をなさっているようです。色々な方法があるようですが、ツェナーの場合は、ど、どうやって入れいれれば良いのやら・・・orz。 | |
「ふんぎゃぁ〜!」なんと、見苦しく絡み合う配線材の下から、 | |
これは、12AU7と挿し換え可能なECC99と挿し換え可能らしい 6BL7GTという真空管です。電圧帰還管に投入してみました。 「友達の友達は皆友達さ」方式の選択です。えぇ、無茶です。 でも、-GT Shape-で使えるかもしれない、稀少なGT管です。 ご覧の通り、プレート形状は6AH4GTと殆ど同じようですが、 それもその筈、6BX7GTの親戚筋の真空管のようです。 この球を使用すべく、製作の段階からヒーター巻線を、 電圧帰還管用に一巻用意して伏線を張っていたその努力が、 ようやく試される時がやってきたようです。 なにせ、ヒーター電力1.5Aという大喰らいなもんで。 こんな出力管を電圧帰還管に使って大丈夫なのか、という 気もしますが、よもや爆散することは無いでしょう、多分。 |
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大して知識も無い癖に、よくもこれだけ弄る気になるものだ、と自分でも呆れますが、 初段は、6SH7GTでも6SJ7GTでも、聴感上の違いは感じませんでした。
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この程度の改修を施すのにも、2ヶ月近く |
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05年07月 完成 << HOMEへ >> |